賞味期限50日、ロスほぼゼロ。 洋菓子職人が“パイナップルケーキを選んだ理由”【やまとぴお店インタビュー】
【やまとぴお店インタビュー】のコーナーです!

インタビューした企業のみなさんは、大和商工会議所で開催されたブランディング講座『安藤塾』の参加者さん。
ブランディング講座では「自社は誰に、どんな価値を約束する存在なのか」 を言語化し、自社の強みや想いをじっくり掘り下げてきました。
そんな皆さんに、自身のお店や会社への想いやこだわりをもっと深堀りするべくインタビュー!
今回は第4回目。大和市でこだわりのパイナップルケーキを作る「Gohoubi Labo」の畠山さんにお話を伺いました!
自分の代わりに、この子が前に立ってくれる。30年の経験を凝縮した“無駄のないお菓子”

パイナップルケーキ
洋菓子一筋30年以上。
そんなベテラン職人がたどり着いたのは、意外にも「パイナップルケーキ」でした。

公式サイトのスクリーンショット
大和市にある「Gohoubi Labo」の店主・畠山さんは、穏やかな語り口の中に、職人としての熱い情熱を秘めた方。
「自分が主役になるのは苦手だから」と笑う畠山さんが、自分の代わりに看板を背負わせたパイナップルケーキには、試行錯誤が詰まっていました。
始まりは「焼き芋」!? 夏でも届けられる美味しさを求めて

畠山さん
——洋菓子やパンの世界で長く活躍されていたそうですね。
畠山さん:
はい、これまで洋菓子業界で30年以上やってきました。その途中でパン屋でも働くようになり、少しずつ「自分の店を持ちたい」と考えるようになったんです。
でも、自分自身が前に出て「僕のお店です!」ってアピールするタイプじゃないな、と思っていて。だから、自分の代わりに前に立ってくれる、主軸になる商品をずっと探していました。
——そこでパイナップルケーキに出会ったんですか?
畠山さん:
実は、独立して最初にやったのは「焼き芋」だったんですよ(笑)。
自転車で街中を回って売っていたんです。でも、焼き芋は夏だとなかなか売れなくて。
一年中手に入って、通年で喜んでもらえるものを……と探していたとき、お土産でもらったパイナップルケーキの美味しさに感動して、「これならいける!」と確信しました。
開発に2ヶ月。1℃、1分にこだわる職人の「ラボ(研究所)」

パイナップルケーキとチチャモラーダ
——開発はスムーズにいったのでしょうか?
畠山さん:
いえ、めちゃくちゃ大変でした(笑)。
味は良くても形がいびつになったり、焼きムラが出たり。
ジャムの水分量と生地のバランスを調整するだけで2ヶ月かかりました。焼き温度を1〜2℃変えたり、時間を1〜2分変えたりと…。今も最高の状態を探してます。
——まさに「ラボ(研究所)」のように細かい試行錯誤の連続だったんですね!
畠山さん:
そうなんです。
素材にもこだわっていて、フィリピン産の完熟パイナップルを使っています。糖度が高くて甘みと酸味のバランスが最高なんですよ。
この「完熟」の美味しさを、ぎゅっと閉じ込めて作っています。
実際に作っている様子↓
「廃棄を出したくない」——パイナップルケーキが“無駄のないお菓子”である理由

店内の様子
——他にもパイナップルケーキならではの特徴ってありますか?
畠山さん:
実は賞味期限が長いところが特徴で、それもパイナップルケーキを選んだ大きな理由なんです。
ケーキ屋やパン屋って、どうしてもその日のうちに売れないと廃棄(ロス)が出てしまう。それが昔からずっと嫌だったんですよね。
パイナップルケーキは日持ちがいいので、ロスが出にくくて環境にも優しく、「無駄のないお菓子」として、自信を持って届けることができるんです。
コロナ禍に誕生した「Gohoubi Labo」。気づけば自分も元気をもらっていた

店内にはパイナップルモチーフのものがいっぱい!
——「Gohoubi Labo」という名前に込めた想いを聞かせてください。
畠山さん:
オープンした2021年は、ちょうどコロナ禍。世の中が沈んでいて、みんな我慢ばかりしているときでした。
そんなときに「もう少し自分にご褒美をあげてもいいよね」という気持ちを込めて名付けました。

パイナップルケーキのおりがみバック
畠山さん:
コロナ禍で大変な時期でしたが、マルシェ出店などを通じてコーヒー屋さんや手作り作家さんと繋がることができ、また、ちょっとした贈り物に人気のパイナップルケーキ1個入ったおりがみバックを作ってくれている近所の元大工さんにもで出会うことが出来ました。

近くの保育園の園児からの感謝の手紙
畠山さん:
誰かにご褒美を届けるつもりが、気づいたら自分のほうが周りから元気をもらっていましたね!

お店の外観
——今後の展望を教えてください。
畠山さん:
もっと多くの方に、Gohoubi Laboのパイナップルケーキを
食べてもらえたら嬉しいです!
大和市から、少しずつでも全国へ広げていけたらと思っています!
千本桜のついでに。大和の「ちょっと珍しい専門店」へ

——最後に、読者へメッセージをお願いします!
畠山さん:
大和にある、ちょっと珍しいパイナップルケーキ専門店です。
引地川の千本桜を見に来たついでに、ふらっと立ち寄ってもらえたら嬉しいです。
自分へのご褒美にも、大切な人へのプレゼントにも。
職人がこだわり抜いた味を、ぜひ一度楽しんでみてください!
Gohoubi Laboの公式サイト↓




