中国語×加工技術の二刀流。通訳を介さない“目利き”が支える、大和発の金属部品調達【やまとぴお店インタビュー】
【やまとぴお店インタビュー】のコーナーです!

インタビューした企業のみなさんは、大和商工会議所で開催されたブランディング講座『安藤塾』の参加者さん。
ブランディング講座では「自社は誰に、どんな価値を約束する存在なのか」 を言語化し、自社の強みや想いをじっくり掘り下げてきました。
そんな皆さんに、自身のお店や会社への想いやこだわりをもっと深堀りするべくインタビュー!
講座に参加した15社の企業の皆さんへのインタビューの、第6回目をお届けします♪
今回は、金属部品調達のスペシャリスト・日翔NSCオートの加藤さんにお話を伺いました。
通訳任せにしないから強い。図面1枚から最適ルートを組み立てる、中国×加工技術の“二刀流”
製造業の現場で欠かせない金属部品。「どこに頼むのが正解?」「海外調達は品質や言葉の壁が不安……」そんな悩みを抱える企業にとって、心強い味方が大和市にいます。

精密な金属部品の数々
今回ご紹介するのは、部品加工の現場経験と中国語(台湾出身)を掛け合わせ、図面から最適な調達ルートを形にする「日翔NSCオート」の加藤さん。
「安かろう悪かろう」に陥りがちな海外調達の世界で選ばれる理由は…?
そこには、単なる仲介役ではない、“目利き”としての確かな目がありました。
独立のきっかけは「量産は中国、難物は日本」という合理的な戦略

加藤さん
——どういった経歴で独立されたんですか?
加藤さん:
22歳くらいの頃から20年近く、義父の会社で部品加工をやっていました。
でも、一人で加工をやっていると、量産品を回すのが本当に大変なんです。段取りをしている間に機械が止まってしまったり……。
そこで「シンプルな量産品は中国に、1点ものや難しいものは国内で」という形にしようと考えたのが、独立のきっかけでした。当時は社内で意見の食い違いもあり、半ば勢いで飛び出した形でしたが、今思えばそれが転機になりましたね。
強みは「加工」と「言葉」の両方がわかること

——日翔NSCオートの強みはなにになるんでしょうか。
加藤さん:
僕は台湾と日本のハーフで中1まで台湾にいたので、日常会話や交渉は中国語で話せるんです。今の時代、日本語ができる通訳さんは多いですが、怖いのは“オブラート”なんです。
「できる」と言っているけど実際は……
という微妙なニュアンスが、通訳を介すと消えてしまう。
僕は加工現場を知っているので、専門用語で話されても「それ、本当にできるの?」と現場の技術者に中国語で直接確認できます。この「技術」と「言葉」のセットが、お客様の安心感に繋がっています。
安さ競争の現実。「品質の目利き」で信頼を積む

——BtoB(企業間取引)の世界、特に部品調達は価格競争も激しそうですが……。
加藤さん:
そうですね。見積もりが5社来たら、事務の方は数字だけで決めてしまうことも多いです。
でも、うちは単なる横流しの商社ではありません。
図面を見て「これは中国でやって大丈夫か」という判断もしますし、万が一NGが出た際もすぐ動ける。
単なる安さではなく、「品質の目利き」を含めたトータルな信頼で勝負しています。
もうひとつの挑戦:愛犬への想いから生まれたBtoC事業

(一点もののレーザー刻印が人気!)
——最近は企業向けの取引だけではなく、一般向けのワンちゃんのアクセサリーも作られているそうですね!
加藤さん:
コロナ禍で仕事が薄くなった時に、何かできないかと始めたのがきっかけです。
奥さんがハンドメイドをやっていたので、そこにうちの加工技術を掛け合わせました。 アルミやステンレスの迷子札に、一点ずつレーザーで名前を入れることができるんですよ。

(実際に飼われているわんちゃんたち)
加藤さん:
犬のイベントにも出店していて、コーギーフェスでは好評でした!
BtoC(一般向けの販売)は会場によって売れるものが全然違うので、読みづらさはありますね。結局はSNSなどで発信して、ファンを増やしていくのが大事だと思っています。
「図面があれば、個人の相談も大歓迎!」

——今後の展望、そして読者の方へのメッセージをお願いします。
加藤さん:
軸はあくまでBtoB。 ただ、個人のオーダーも歓迎です。
車やバイクのパーツなどで「こういうの作りたいんだけど、図面はあるんだよね」という相談も大歓迎ですよ!
大和市から世界を繋ぐ“部品のプロ”として、これからも精進していきます!
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