定番人気アイス「チョコモナカジャンボ」って大和市産だった!鶴間にある工場は「パリパリ」へのこだわりが詰まってる!

みなさん1度は食べたことがあるんじゃないでしょうか、いや、きっとあるはずのこちら↓
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チョコモナカジャンボ〜〜!!!

そう、今回はみんな大好きチョコモナカジャンボ(個人的に1番好きなアイスです)は、なんと大和市で作られているってご存知でしたか??

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鶴間駅から厚木街道を走っていると飛び込んでくるこちらの看板。
以前クイズでも記事にしましたが、こちらの西鶴間にある「森永エンゼルデザート㈱」でチョコモナカジャンボは生産されています。

森永エンゼルデザート入口
今回、特別にチョコモナカジャンボの製造工程など教えていただけるとのこと。
普段「一般の方の工場見学は行っていない場所」なので、中を見られるなんてワクワクです!

一体どの様にしてあのパリパリのチョコモナカジャンボができているのか、ご覧ください!

…とその前に、こちらの大和にある工場の歴史をご紹介↓
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森永エンゼルデザート㈱は、森永製菓の商品の生産を担う工場で、チョコモナカジャンボの他に現在アイスボックスやパリパリバーなども製造。

1965年3月「大和食品㈱」として会社が設立し、2002年9月に現在の社名「森永エンゼルデザート㈱」になったそう。

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チョコモナカジャンボはその前身である「チョコモナカ」(上記写真)を1972年より製造。

★1996年チョコモナカジャンボ

そして1996年から「チョコモナカジャンボ」(上記写真)に生まれ変わり、現在もチョコモナカジャンボを製造中とのこと。

ちなみにチョコモナカジャンボはここだけで作っているのか気になったので聞いてみると、こちらの工場の他には佐賀県鳥栖市の「森永デザート㈱」と群馬県高崎市の「高崎森永㈱」でも製造しているとのこと。

全国で販売されているチョコモナカジャンボを3つの工場で作っていたとは驚きです。
★1980年チョコモナカデラックス

(チョコモナカ後、チョコモナカジャンボ前に産み出されたチョコモナカデラックス(1980年生誕))

さて、上記3つで紹介したチョコモナカの写真ですが、「チョコモナカジャンボ」になる前に「チョコモナカ」と「チョコモナカデラックス」があったことをご存知でしょうか。

せっかくなので歴代商品パッケージを紹介しつつ森永エンゼルデザート㈱の熱いエピソードをご紹介。

★1998年チョコモナカジャンボ
(1998年:チョコモナカジャンボ)

今回の工場紹介にあたり、チョコモナカジャンボの歴史の資料を見せていただいたのですが、そこには以前売上が伸び悩み、苦戦した時期もあったとのこと。

★チョコモナカジャンボ
(2003年:チョコモナカジャンボ)

しかしその後、森永エンゼルデザート㈱をはじめとした生産・企画・物流・営業部門の熱意と工夫によって、「パリパリ」「鮮度」という、それまでのアイス市場の常識を覆す商品が生み出されていき、現在みんなが知っている「チョコモナカジャンボ」となったようです。

★2020年11月チョコモナカジャンボ<冬限定>
(2020年:冬限定チョコモナカジャンボ)

そういえば小さい頃食べたアイスモナカって皮がふにゃふにゃが普通だったような…と現在40歳前後の方は共感してくれるはず。(ですよね?)

賞味期限がないアイスという商品において、この「鮮度」という概念は、それまでにない新しい考え方だったそう。

★202203チョコモナカジャンボ
(2022年:チョコモナカジャンボ)

そこを大切にしたからこその大人気商品!
チョコモナカジャンボは「パリパリ感」にこだわるために、気象情報と連携し需要予測をだしたり、売れた分だけ出荷するという考え方で出荷を行っているそう。「鮮度マーケティング」をしっかり行い、製造後5日以内の工場出荷を目標に在庫をコントロール!

資料をお見せできないのが悔やまれますが、本当こだわりと熱意の上に今がある(涙)!

今回どのようにその「パリパリ感」が産み出されているのか、製造工程までご紹介していきますよ。
イントロがながくなりましたがこちらをどうぞ〜!

1:チョコモナカジャンボ専用モナカの供給
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チョコモナカジャンボ専用のモナカ!!持っている時はしっかりしているのに、ザクっと食べたらすっと溶けていく。
原材料にこだわって、あの口どけも計算して作られているんですね。

2:モナカの隅々までチョココーティングをスプレー
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ここが1番のポイント!「パリパリ感」を保つために、モナカを隙間なくチョコで覆うことにより、クリームからモナカへの水分の移行を防ぎます。

3:クリーム充填
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美しい…

4:センターチョコの注入
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液状のチョコが固まって、パリっとした板チョコに。

ここ食べる時の大好きなところ!

5:クリーム充填2回目
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こちらも大事なポイント!モナカの隅々にまでクリームが行き渡るよう、波型に抽出。
アイスのぎっしり感のためにもですが、パリパリがゆえのモナカの割れを防ぐためにも重要な部分。

6:モナカかぶせ
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7:運搬・整列
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チョコモナカ〜前ならえ!(て感じ。)

8:包装(50周年パッケージ)
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完成です!!

こだわりのパリパリチョコモナカジャンボ。
今回取材で工場にお伺いした際、なんと特別に「出来たて」をいただきました。

…え!いいんですか!!?(嬉しい!!!)
普段は入れない工場に入らせてもらい、その上まさか出来たてをいただけるとは…。森永さん、ありがとうございます!!

そしてやってきたのがこちら↓
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封を開けると…
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う、美しい…!

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割ってみるとパキって折れましたよ。綺麗にパキって。
パリパリの気持ちのいい手応え!

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こころなしかいつも食べてるのよりモナカが薄く感じる。出来たてパリパリだからかな。

食感はもう「パリパリ!!」いつものが「パリパリ」なら出来たては「パリパリ!!」です!
あまりにもパリパリなので食べてて楽しくなっちゃいます。

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内側のチョココーティング。この子の役割を知って食べるとなんか有り難みが…
パリパリを守ってくれてありがとう!

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出来たて、美味しかったです!!

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製造のご担当者さま。
森永エンゼルデザート㈱は、「チョコモナカジャンボ」のパイオニア工場として、プライドとこだわりを持って製造してくださってます。

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工程を知るといつものアイスがよりおいしく感じられそう。
チョコモナカジャンボを食べるときはその「パリパリ」に歴史を感じてみては。






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ライター:ニイナ ニイナ